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漆喰と古材で描くモダン空間“大人の二人暮らし”を都心で実現(広島市)


東区にあるご主人の実家で暮らしていたOさん夫婦。今後を考え、職場にも近く利便性の高い場所に暮らしたいと、物件探しからリノベーションまでワンストップサービスを手がけるマエダハウジングを訪問。70㎡前後の広さでリノベーションできる物件を探したところ、中区の川沿いに建つ築8 年の中古マンションとめぐり合った。窓の外には豊かな緑と川の美しい眺望が広がり、築浅で設備の使用状況が良く、立地も良かったことから購入を決定。リノベーションプランは、無垢材の床と漆喰壁を基本に飽きの来ないシンプルな空間構成とし、トイレと玄関を広くしたいご主人と、キッチンを使いやすくしたい奥さまの要望を踏まえたものに。和室を取り込んで広さを増したLDK では、梁にアメリカの古材を使って白い空間にアクセントをプラス。ワインの好きなお二人が友人を招いてホームパーティーを楽しむことができ、「あえて時計を置いてないんです」と、時間を忘れてゆったり過ごせる空間を実現した。さらに、ご主人の思い入れが深い玄関には大理石が貼られ、マンションとは思えないほど広く高級感に満ちた空間。手すりや照明にアイアン製のものを採用し、フレンチモダンテイストの雰囲気が漂うスタイリッシュ空間が完成した。「引退後は、ここで二人で料理を作って楽しみたい」と、すでにリタイア後の生活にも思いを馳せている。
リフォーム費用:700万円

  • 延床面積:85.0㎡(25.0坪)
  • 施工面積:78.0㎡(23.0 坪)
  • 築年数:8年
  • リフォーム工事期間:2.5ヵ月
  • 施工会社:株式会社マエダハウジング

ホームパーティーも余裕で楽しめるLDK

防音施工してから床に貼った無垢材と古材の梁が温もりを感じさせる、明るいLDK。大きめのダイニングテーブルはホームパーティーを意識して購入した

驚きの優雅なエントランス

玄関ドアを開けると、マンションのイメージとはかけ離れた、驚くほど広く優雅なエントランス。トイレに付属した、移設困難な内部構造物も、飾り台のようなあしらいで目隠しする工夫を凝らして問題解決

新しい空間に合うキッチンをセレクト

既存のキッチンもまだ使えたが、新しい空間に合わせて一新。フローリングだった床には大理石調のタイルを選んで貼った

カウンターにはモザイクタイル

キッチンカウンターの表面には、ご主人が色にこだわって選んだモザイクタイルをちりばめた。シンプルな色の空間にほど良いアクセントが加わり、ペンダントライトとともにカフェ風の雰囲気を漂わせる

造作のキッチンカウンターにもひと工夫

キッチンカウンターのリビング側にはディスプレイ棚を取り付け、ワイングラスを逆さに吊して収納を兼ねる工夫も施されている

朝日が射し込む爽快な寝室

ほぼ東向きで、朝日を浴びてすっきり起きられる寝室。シックなデザインの照明は施主支給によるもの。車椅子生活になった場合を考え、片開きドアは引き戸に変更した

カウンターにはモザイクタイル

リビングへの風通しを考え、天井下に窓を開口。取り付けたのは、アンティークガラスをはめ込んだレトロテイストある窓

天井下に開口してリビングに風を通す

壁のモザイクタイルや床のタイル、レトロな配管や蛇口などご主人のこだわりが随所に。造作カウンターの手洗い器は有田焼